因島にて 2010年3月14日、広島県の因島にて行われたジャンボ大根フェスティバルに 招待され、参加させて頂ました。 私の担当はもちろん、野菜彫刻です。 事前に万田発酵様がジャンボ大根2本を店に送ってくださっていたので それを使って3つの彫刻を製作し、前日に車に積み込み、運びました。 宿泊は夜景が綺麗な因島ロッジ。 なかなか寝付けませんでしたが、いつの間にか朝に。 大浴場に入り、すっきり目を覚まして 食事を済ませ、フェスティバル会場である万田発酵株式会社へ。 会社内の広大な敷地のなかにメイン会場があります。 敷地の中にはファームがあり、色とりどりの野菜が植えられていますが 中でも目を引いたのはやはり大根!↓↓ こんなふうに育つんですね。 なぜこんなに大きく育つかというと、万田発酵が発酵技術を応用して 開発した特殊肥料を与え、大事に育てられているからです。 この特殊肥料は、黒砂糖、穀類、海藻類など数十種類の原材料を使用し、 3年以上発酵させた、特殊肥料だそうです。 すべて自然素材なのが素晴らしい。 フェスティバルでは、因島の伝統芸能の披露、大根の炊き出し、縁日、ビンゴ大会など 様々な催しが行われます。 メインイベントは重さを競う、重量コンテスト。 コンテストに向けて、沢山の大根が全国から続々と到着。 今年度の優勝された方の大根は重量37.82kg!すごいですね。 おめでとうございます! 地元の小学校で、各一本ずつ育てられていて、それらも集合! 地域をあげてのイベントのようです。 こちらがメイン会場。大勢のお客さんでにぎわっていました! 舞台では、地元小学校の子供達の和太鼓が披露されていました。 かっこよかった〜〜。 実はこのあと、私も舞台に上がって、彫刻についてスピーチ! 前日はすごく緊張していたのですが、マイクをもつと今回は不思議なほど 全く緊張しませんでした。 司会の原田さんが和やかなムードを作ってくださったおかげです。 さて、今回大阪から運んだ彫刻は以下の3つです。 「ウェルカムフェニックス」 ジャンボ大根は青首の部分の緑色が綺麗なのと、とにかく葉っぱが立派 だったので鳳凰の羽に見立てました。わかりますかね(汗) 「村上水軍兵士」 因島は、村上水軍で有名なところです。 地元にゆかりのあるものを表現したいと、思っていたので こちらを製作しました。 胴体を大根で作り、胸には村上水軍のマーク。 顔はサツマイモ、 鎧兜は2種類のかぼちゃを組み合わせて製作。 こういった彫刻は野菜のあくがすこし表に出て、色あせてきたほうが リアルな感じに仕上がるので、すこし早めに作って保存しておきます。 サツマイモで作った顔や手は、約1週間前に仕上げました。 「いんのしまタワー」 屋外なので、土台を重くずっしりとしたものに。 ジャンボ大根1本を使用した、世界でひとつだけの野菜彫刻です!たぶん(汗) こういった彫刻は新鮮なときが綺麗なので できるだけ設置する前の日に製作。 一度も組み立てることなく、現地に運んでからの組み立てだったので 仕上がるまで緊張しましたが、立派に立ってくれました。 野菜を使ったお料理の場合、たとえば味、盛り付け、香りなど 総合してすぐれた一皿に仕上げなければいけませんが 野菜の彫刻となると、見た目で120%野菜の魅力を表現しなければ いけないと思うのです。 その意味では、どの彫刻も、会場に居られたお客様が楽しそうに写真に 収めてくださっていたので、良かったと思いました。 かわいいお子さん2人がしばらく張り付いて、私の相手をしてくれました。 子供達ありがとうね。あの野菜たちのように 元気に成長するんやで〜! 大きな看板も設置してくださいました。スミさま、ありがとうございました。 両隣のブースに居られた女性スタッフの皆さん、バイオ事業部の小倉さま 工学博士の芦田さま、温かい気配りくださった総務の丸田さま そして今回の旅のきっかけを作ってくださった松葉さま 皆様大変お世話になり、ありがとうございました。 帰りはお墓にお参りして、 まだ時間があったので、因島を一周して帰路に・・・充実した2日間でした。 〜完〜 追記 万田発酵様のHPにてご紹介くださいました!こちら |