なぜカナダだったのか?
それには僕なりの理由がありました。
1、一度日本を離れ、海外で働きたかった。
2、労働の許可が得られるビザ(ワーキングホリデービザ)を取得できる。
3、勉強していた英語が通じる。
4、今でもフランス語圏があり、本格的なフランス料理店もたくさんある。
という理由からです。
もしあの頃、フランスがビザの対象国であったなら、おそらくフランスに
行っていたと思います。
ほぼ一年間仕事をして、あっという間でしたが
カナダへの旅は私にとっては特別な時間だったと思います。
ここではその旅のことを綴っています。
〜はじまり〜
とりあえずの行き先をフランス語圏に近い、カナダ一の大都市
トロントに決め、日本を出る一ヶ月前に大阪難波のユースホステル協会にて
到着予定日〜三日間分のトロントユースホステルの予約を取りました。
一月の寒さに耐えられる服、包丁数本と砥石、薬や辞書などの必需品、
餞別にと友人の田中君が作ってくれた洋楽テープと手紙を
スーツケースとリュックに詰め込み
僕が出発したのは1995年1月、阪神大震災の2日後でした。
大地震の被害を目の当たりにし、出発をやめようとも思いましたが、
父が「こっちは大丈夫だから行って来い!」と
背中を押してくれました。
そして当日、友人2人が空港まで送ってくれました。
そして大韓航空の飛行機で、ソウル、バンクーバーと経由し、
雪の降り積もる夜のトロント空港へ降り立ちました。
働いたレストランのホームページは↓です。
marcels bistro & Le saint ropez96'トロントレストランガイド2ッ星
Jacques Bistro du parc 〃 3ッ星